

子供の着物を着るのには、補正(肩上げ)する必要があります。
補正はご家庭で簡単に出来ます。
補正(肩上げ)の仕方
肩上げ寸法を割り出す
まず、着物の後ろ中心から袖口までの(A)を測る(裄)。
次に、お子様の首の後ろの中心から、手首のくるぶし(手首の骨が出っ張っているところ)までの長さ(B)を測る。
(A)から(B)を引いたものが肩上げ寸法(C)である。

肩上げする場所(上げ山)の位置を決める
着物の肩幅の半分の位置を肩上げする場所(上げ山)にする。
上げ山に沿ってあとでつまんで折る。前と後ろでとり方が違う。
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袖の付いているところ(袖付止まり)の2cm上の高さまでまっすぐとる。 |
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袖の付いているところ(袖付け止まり)の2cm上から、さらに袖側に1cmずらして斜めにとる。 |
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肩上げ寸法の半分をつまむ
2できめた上げ山から、左右均等にそれぞれ肩上げ寸法(C)の半分ずつをつまみ、待ち針で固定する。このとき後ろは下の方で、それぞれ(C)の半分より1cm少なくする。
上げ山を倒して縫う
上げ山をそれぞれ袖側に倒し、二目落としで縫う。
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縫い方
縫い糸二本取りで二目落とし
二目落としは、表側が細かい目で目立たなくなる縫い方。 -
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